≪風信帖≫第908号

 09年02月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 創設の目的の一つに、当時書写書道教育界にとっての長年の悲願だった教員免許法改正による教員養成課程での「書写必修化」の実現を掲げ、書写書道学会が呱々の声をあげたのは、昭和60年秋のことだった
▼それだけに、昭和63年暮れに改正案が国会を通り免許法に「書写を含む」4単位の必修化が明記されるや、学会の動きは素早かった。明けて平成元年春の新指導要領の告示を待って学会は僅か1年で「小学校編」「中学校編」2分冊の『書写指導』テキストを完成させたのだった

▼“改正”実現から1年そこそこ、平成2年春には早くも全国の大学の教職課程での利用を可能にしたわけだから、この時の学会の対応ぶりは歴史に残るものといえる。しかも、同学会のこの「テキスト」に寄せた“執念”はそれで終わりではなく、初版の上梓の3年後には早くも改訂版を、そして同12年までに五訂を重ねる“精進ぶり”であった

▼次いで同15年春には第2世代となる小・中統合版の『新編』を世に送り、さらに今回、第3世代となる『明解』の編纂に取り組むに至った経緯をみれば、「テキスト」はまさしく、同学会にとっては“掌中の珠”といっても過言でなさそう。『明解』の順調な“出産”が待たれる!



(書道美術新聞 第908号1面 2009年2月1日付)



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