風信帖(1081)

 16年08月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 《千書万香》改め《千趣万香》を本日、本紙のこの号と共にお届けする運びとなった。タイトルは単に1字変えただけだが、編集部としてかなり思いを込め、将来を見据えて改革に着手したもので、いわば清水の舞台から飛び上がった(?)ような、そして今は俎上の鯉の心境である。それ故に、ここではこれ以上書かずに話題を換える

▼このところ、本紙の記事に対する読者各位からご意見、反響が増え、記者冥利に尽きると喜んでいる。特に先号の、新しく中国書法家協会の主席に就任した蘇士澍氏のインタビューと、それに関連した中国共産党中央宣伝部長氏の提言内容の報道は、かなりインパクトが大きかったようで、未だにあちこちで話題にして頂くことが多い

▼確かに、あの両記事で明らかにされた彼の国の書法界の状況と動向については、われわれとしても決して対岸の火事視して読み飛ばしていいものではない気がする。むろん、彼の国とは社会体制も違うし、教育事情も、芸術に対する方法論や目的論も異なって不思議ではないが、しかし今日、われわれも相当な難局に直面していることは事実なのだから、あの発言からわれわれが汲み取るべきことは、決して少なくないのではあるまいか。

(書道美術新聞 第1081号1面 2016年8月1日付)




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