風信帖(1078)

 16年06月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 北京匡時が春のオークションを開き、3日間の売り上げ(落札総額)が日本円で400億円を超えて過去最高記録と、久々に威勢よく資料を送ってきた
 
▼同オークションも昨今はご多分に漏れず低調で、昨年も年間のトータルの売り上げが360億円という冷え込みぶりだから、1回でこれを超えたとあっては明るい表情も無理からぬ話。もっとも、書画にめっぽう強みを発揮する同社も、北京の大手美術品オークションの中では最後発

▼今年がやっと創業10周年で、今回は下見会初日の夜に、常連客はもとより全国から有力財界人や世界的コレクター、有名芸能人などを多数招待して派手なパーティーを開き、余勢をかっての開催だったから、これで彼の地のオークションが息を吹き返すと見るのは早計かも

▼そのへんの事情を窺わせるのが、今回書作品で最高額を記録した上掲の王鐸である。読者各位なら当然見覚えがあると思うが、これは6年前の2010年に同じ北京匡時の秋のオークションに日本から出品され4、536万元まで値を飛ばして話題を呼んだ、あの故村上三島氏旧蔵の作品そのものである。これが再び現れて犧2鵑虜嚢盂朖瓩範誕蠅箸覆襪△燭蠅蓮⊆膾甜埖Δ龍賚が察せられるというものである。

(書道美術新聞 第1078号1面 2016年6月15日付)




kayahara.com : 萱原書房・美術新聞社のサイトにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://kayahara.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://kayahara.com/modules/column/index.php?page=article&storyid=206