≪風信帖≫第907号

 09年01月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「近現代名家総覧」と略称も決まり、収録する「名家」の人選作業が、物故者についてはひとまず終わった。「三人寄れば文殊」だから、編集委員会としては書道界の検証に堪える“知恵”を出さねばと、大いにプレッシャーも感じながらの作業だった
▼「物故名家」については、当初の企画段階では最大300人程度と目算していたが、最終的に100人も増えて400人規模となった。この名簿自体、かなりの話題性もありそうだが、全体名簿をご覧になって読者各位、関係者各位には忌禅のないご意見を伺いたいと思う。これは日本の書文化・書芸術の将来に大きく資する出版と確信している立場からも、全書壇の英知の結晶ともいうものになれば、これに勝る喜びはない。同時に、「名作」「重要作品」としてどういう作品を取り上げるべきかも難問で、この件についてもぜひご協力願いたいと思う

▼さて、そこで次なる難問は「現存名家」のリストアップ――。すでにかなりのところまで作業は進んではいるのだが、ページ数には限りがあるし、編集委員会としては既成作家はもとより、日本の書の将来像まで見据えて人選できればとの気持ちも強いので、第三巻は、もうしばらくホットな議論の日々が続きそうだ。



(書道美術新聞 第907号1面 2009年1月15日付)



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