風信帖(1058)

 15年08月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 井茂圭洞氏の燹屬な」日本起源説瓩箸發いΔ戮所説は、かの「無形文化遺産登録」推進の上にも、インパクトがありそうだ
 
▼氏は「単なる書家としての感覚、専門家の先生方がどれほど耳を貸してくれるか」と謙遜するが、その専門家の一人、東京大名誉教授で大原美術館長を務める美術史家、高階秀爾氏は「平仮名」について、「漢字を崩したものでありながら、直線がなく曲線だけでできていて、上下対称や左右対称もない。これは他に例を見ない独特の造形」と述べている

▼「他に例を見ない」の「他」とは外ならぬ漢字やアルファベットのことで、特に漢字については、「天に向かって伸びるという中国の思想を反映し、垂直性を基本にしている」「例外はあるが、基本的に全て上に向かって垂直に伸びている」「山川草木、東西南北など、基本的にみな左右対称だ」と指摘している

▼つまり、平仮名は漢字を基にしてはいても、その造形は日本人のもの、日本人による日本人のためのものということで、高階氏は続けて、「だからこの平仮名が完成して初めて、勅撰和歌集である『古今集』が編まれ、日本の国風文化が花開いた」と論じる。井茂氏が「かな」に、狷本人のアイデンティティー瓩販論發垢襪罎┐鵑任△襦

(書道美術新聞 第1058号1面 2015年8月1日付)




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