風信帖(1055)

 15年06月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 今回の「井茂圭洞・趙守鎬2人展」は、今年が「日韓50周年」の年に当たったことで実現の運びとなったものである▼そもそものキッカケは、昨秋ソウルでお会いした趙氏が「92歳にもなると、体が言うことをきかなくなってね」、「だが、もう一度日本へ行きたいなあ」と漏らされたことであった(趙氏は日本語が堪能)

▼早速私は、趙氏旧知の田宮文平、浦野俊則、大野修作といった人たちに呼び掛け、「招致委員会発起人会」を結成した。だが皆それぞれに忙しく、なかなか実現に踏み出せぬまま今春になり、たまたま井茂氏にお会いした折に計画を話したところ、「発起人」に加わってくださることになった。これで、はずみがついた

▼われわれは当初は「講演会」を模索していたのだが、そうしたさなかに大阪韓国文化院から「交流展」構想が持ち込まれた。両先生に打診したところ、幸い「じゃあ、秋頃にでも」と、GOサインを頂けた。だが、問題が生じた。文化院側が「会期のスタートを50周年の記念月である6月にしたい」と希望してきたのである。それから何と、僅か2か月弱。今回展の実現には、両先生のご厚意はもちろんだが、いささか手前みそながら、美術新聞社の機動力も多少寄与したと自負している。

(書道美術新聞 第1055号1面 2015年6月15日付)




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