風信帖(1050)

 15年04月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 美術新聞社の社会貢献活動を担う組織として、近年はもっぱら「シル・わか展」に注力している書振連(全日本書文化振興連盟)はこのほど、任期満了に伴う役員改選を行って桑原呂翁会長、萱原晋理事長体制の、続投を決めた。また、所期の目的である「書塾教育の活性化を通した日本の書文化のさらなる振興」をめざして、組織の立て直しに本腰を入れる方針も固めた

▼このため連盟では、早急に常任理事以上の役員に外部有識者等を交えた「書振連再建再生会議」を発足させ、会則・体制の見直しから新事業の企画策定、傘下の会員教室支援体制の強化等を急ぐことにしている。これはいわば、連盟が昭和61年春に「全国書道教室協議会」としてスタートした当時の初心に戻ろうとするもので、この30年で書塾のマーケット規模は半分以下と言われる現状の克服と、書塾による学校教育の補完振興というポジショニングをより実効性あるものとする狙いでもある

▼教育界は今、次期学習指導要領の改訂に向けた動きが本格化しようとしている時期でもあり、書塾側の当事者団体として適宜適切な情報発信を行っていくことは急務で、それだけに全国の有力書塾指導者への新たな参加協力の呼びかけも、急がれている。

(書道美術新聞 第1050号1面 2015年4月1日付)




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