風信帖(1043)

 14年12月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「幼稚園教育要領」に、「言葉」や「文字」に関する事項はどのように書いてあるのだろう

▼まず、幼稚園の教育には五つの柱が設定されている。「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」である。そして「文字」については、「環境」で「文字などに関する興味や関心、感覚が養われるように」とあり、「言葉」でも「日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう」「文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつように」と規定している。さらに「表現」でも、「かいたり、つくったりすることを楽しみ」などとある

▼こうして見ると、幼稚園でも、やろうと思えば結構「文字」に関する指導はできるということだろう。ただ気になるのは、「留意事項」として次のような記述があることだ。「文字に関する系統的な指導は小学校から行われるもの」「幼稚園においては直接取り上げて指導するのではなく」「文字に対する興味や関心、感覚が無理なく養われるようにすること」

▼そうか! これがあっては、よほど信念をもった園長さんでもない限り、踏み込んだ取り組みはしないかもしれない。やはり学校側と幼稚園側との共同作戦が必要のようである。

(書道美術新聞 第1043号1面 2014年12月15日付)




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