風信帖(1035)

 14年08月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 狃伉召憩展瓩粒催要綱が、ようやく発表された。しかし、もう8月である。作品の〆切まで、あと2カ月ちょっとしかない。これではどう言い訳しても、一般応募者に対しては不親切、いや無神経とさえいうべきかも知れない。なぜ、こんなに時間が掛かったのだろう

▼しかも発表された最終的な「改革案」では、目玉だったはずの「審査の公開」、「外部審査員の招聘」などは何となく霞んでよく見えなくなっており、その半面、審査員になった人や応募者に対する諸々の禁止事項は、何とまあ子供に言って聞かせるような細かさ。こんなに事細かく書いたからといって、これで万事うまくいくと賢者らは思っているのだろうか。「単なる世間的なポーズ」などと、誰も思わぬのだろうか

▼会員の序列を廃して平等にという主旨で、評議員や参事、参与のポストを廃止したというが、そうすると、本社が上に作ってみたような「会員名簿」となるわけである。だが、こうすることが真に長老支配や、人事の硬直化を防ぐのに役立つのか

▼その一方で、「当面は顧問を審査員に選任しない」とある。「当面」とは?「大臣賞の選考対象に、一般応募作品も含める」ともある。これもパフォーマンスでなければ幸いだが…。

(書道美術新聞 第1035号1面 2014年8月1日付)




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