≪風信帖≫第902号

 08年11月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 本紙前号で公表した小社の30周年記念出版、「近現代書道“名作総覧”」(略称)の収録作家「第一次名簿」が予想通り大きな反響を呼び、編集部には電話や手紙、メールなどでご意見・提案が殺到、とまでいうとちょっとウソ臭いが、しかしかなりな手応えである。これは嬉しい
▼「Aが入ってないのはなぜ」「Bを入れるべき」「Cを入れてDを入れない理由は?」等々といったご意見には、むろん想定内のものも多いが、広く書壇の認識、評価のありかを探りたいと思い敢えて保留している人物も少なくない。例えば、子規はどう?、鉄斎、魯山人は?、福沢諭吉は?。棟方志功、熊谷守一、須田剋太、中川一政(一部平成の没)らは?

▼編集部が種々考え込むのは、その人物を「書の名家」「書の枢要作家」として「近現代書道史」に位置づけた場合どの程度存在感があり、同時代や後世への書的な影響力はどうだったか、といった点。単に能書、能筆、あるいは個性的な作品を書いたというだけで集めるのでは単なる図録で終わり、田宮・小野寺・萱原の三編者が知恵を絞った“編纂物”として世に残すに足るものになろうかと…。その意味で、ぜひ読者各位も編者の一角を占めるおつもりで、お知恵を拝借致したく――。

(書道美術新聞 第902号1面 2008年11月1日付)



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