風信帖(1003)

 13年03月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 あの「3・11」から、ちょうど2年。このところ、被災地の現状を伝えるルポや記事に接しない日はないが、そうした中で特に気になり、暗い気持ちにさせられたのが、被災地の子供たちの学力が低下というニュースである

▼このこと自体はむろん、こうした環境下で子供たちが学習に集中できるはずもないとは思うものの、それを改めて「学力低下」という言葉で突きつけられると、いたたまれぬ思いがする

▼筆者が小学校へ上がったのは昭和22年で、だから食べものもなく、教科書も学用品も全く不十分だったから今の被災地よりももっと厳しい面もあったと思うが、でも日本中がそうだったし、誰もが明日をめざして、何にでも果敢に挑戦していた。子供達もそうした大人を見ながら、闘争心を維持していたように思う。もちろん、今の被災地の方々がそうでないといっているわけではないので、念のため

▼被災地の書塾の状況も時折耳にするが、生徒数の回復の足取りは鈍く、やはり落ち着かない子供たちが多いという。これは被災地の先生方だけに任せておいていい問題ではないだろうと思い、書道界・書塾界で一緒に考えるきっかけにと考えて、本格的な実状調査を実施することにした。ご協力を!

(書道美術新聞 第1003号1面 2013年3月15日付)




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