風信帖(996)

 12年12月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 ベトナムでの「蘭亭筆会」展をとにもかくにも実現できたのは、ひとえに現地の関係各位、とりわけ犇杁淅鯑餃瓩両貊蠅鯆鷆,靴討發蕕辰心駑業術館の李克柔館長のお蔭である

▼記事では「館長」と書いたが、氏は実は現代ベトナムを代表する画家の1人で、奥さんも画家である。中国系だがベトナム生まれで、来年が古稀。現在ホーチミン市の華人美術会の会長として、中国系の美術家を束ねている

▼そのアトリエ兼自宅は市の中心部から少し離れた、市内の喧騒が嘘のような静かな「芸術家村」の一角にある。サイゴン川の流れに面した開放的な素晴らしい眺望の場所にあり、敷地はというと多分千坪、いやそれではとてもきかないほどの広さ。百人、二百人のパーティーでも何の問題もなさそうだ。邸内にはまた、ギャラリーだけでも大小何棟もあり、それぞれに常時自作や奥さんの作品、また仲間や弟子たちの作品を展示している

▼今回展ではそれらを使わせてもらったわけだが、250点を展示するのに全部を空けてもらう必要がなかったといえば、そのスケールのほどはご想像頂けるだろう。氏とは昨夏、台北での「国際書画芸術発展論壇」結成の会議で初めて会い、今では百年の知己なのだが、言葉の壁はいかんとも…。

(書道美術新聞 第996号1面 2012年12月1日付)




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