≪風信帖≫第892号

 08年05月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「毎日書道図書館」、これはきっと書道界“平成の三大快挙”の一に必ず加えられることになるだろう▼この一報を耳にした書道界の事情通が共通して抱いた感想は多分、「毎日がいよいよ、“埋蔵金”の活用に乗り出した」――。もっとも、今回の構想にそうした財源を使うとはまだ全く公表されてはいないのだが、しかしこの企画にあの“埋蔵金”を使わない手はないし、反対する人もいないのではないか...
▼同会がもう30年以上前から毎年「会館建設準備資金」を積み上げてきているのは周知の事実で、その額は既に数億円規模といわれる。しかし時代環境は大きく変わり、同会に今後そうした重厚長大のハコもの構想を実現する条件が整うことは、まああまり考えられそうにない。とすれば、この資金を書道界の将来に資するような「ソフト面」で活用することは、狎気靴ち択瓩世蹐

▼今回の図書館構想には、もう一つ好条件が揃っている。それはあのパレスサイドビルの地下に、かつて新聞を本社で集中的に刷っていた時代の輪転機のスペースが空いており、ここが書庫として使えること。無論、タダというわけではないにしても、都心の一等地のこの“地下資源”の存在も、構想の追い風になっているようだ。

(書道美術新聞 第892号1面 2008年5月15日付)



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