(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 10月22日(日曜日)
  
掲載日: 17年01月01日

書写・書道に“追い風”
中教審が最終答申
キーワードは「文字文化」

 文科相の諮問機関、中央教育審議会(中教審)は12月21日、次期学習指導要領改訂の基本方針をまとめた答申案を松野博一大臣に提出した。文科省はこれを受け、本年度中の3月末までに小・中学校、来年度に高校の新指導要領を告示する予定で、全面実施は小学校が32年度、中学が33年度、高校が34年度から学年進行となるが、可能な部分では移行措置が講じられ、小・中学校の多くは再来年の30年度から新指導要領の先行実施に踏み切るものと見られる。
 
 またこの最終答申で、注目の高校国語への小・中学校書写の延伸構想も本決まりとなり、現行の高校国語で共通必履修科目の「国語総合」を、「実社会・実生活における言語による諸活動に必要な能力を育成する科目」としての「現代の国語」と、「言語文化を理解しこれを継承していく一員としての自身の言語による諸活動に生かす能力を育成する科目」としての「言語文化」の2領域の必修化を打ち出している。
 
 関係者によると、小・中学校書写が高校国語に牘篆瓩気譴襪里蓮△泙気砲海凌靴燭壁履修2領域で、同時にこれを受けて高校芸術科の「書道」に関する答申内容でも、「高校国語科の共通必履修科目において育成する書写能力を実社会・実生活に生かすことや、古典の作品と書体等の関わりから多様な文字文化への理解を深めるといった関連を図る」などとあり、高校まで延伸された「書写」と「書道」との連携、関連づけについて積極的に言及している点、またこうした流れの中で小・中学校に対しても「文字の由来や文字文化に対する理解を深めること」と、ここでも「文字文化」に言及している点が、注目される。以下に、中教審答申の「第2章」から、「国語」「書道」の部分を抜粋してお届けする。
(本紙4・5面に関連記事)


掲載日: 16年12月15日

「書表現コース」募集停止
教育学部
美術教育に犲禊殻将畚馥始
新潟大学
 昭和24年の新制大学発足当初から、石橋犀水を教授に迎えて全国の新制高校の芸能科書道(当時)教員養成を目的とする「書道科」を設置して高校の書道教育現場向けの専門教員の養成を行い、その後全国に五校開設された「特別教科(書道)教員養成課程」(特設書道科)を総合大学で唯一設置してきた狢膤惱馥鮫瓩量礁隋⊃軍秣膤悗如⊇馥擦寮賁膓軌蕕療瑤消えかけている。

 平成10年の学部改組で「特設」が廃止されてからも、いわゆる「ゼロ免課程」として15名の募集定員を守り続け、そのほぼ全員に高校書道一種免許を取得させてきた「書表現コース」の廃止が決まり、来年度から学生募集が行われないことが明らかになった。


掲載日: 16年12月01日

8ヵ国・地域から300余点
各国代表者会議で犢餞瓩琉靴な、議題に

 第32回国際蘭亭筆会書法展/韓国・慶州展が11月2日から6日まで、韓国・慶州市の慶州芸術の殿堂を会場に開催された。
 
 今回展も例年通り国際蘭亭筆会本部(萱原晋国際事務総長)と現地の韓国蘭亭筆会(朴正圭会長)との共催の形で開催されたもので、日本、韓国、台湾、中国・北京、中国・上海、中国・紹興、シンガポール、マレーシアの八カ国・地域の各蘭亭筆会組織から、合わせて311点の作品が出品された。
 
 内訳は日本68点、韓国112点、台湾72点、北京10点、上海34点、紹興10点、シンガポール4点、マレーシア1点だった。


『年鑑・書道2017』巻頭に
42議員出品 井茂圭洞の助言、支え

 3年前の平成25年11月に結成された衆・参両院の国会議員による「書道国会議員連盟」(会長・河村建夫衆議院議員=現在76議員加入)は発足以来、書道界の犇い味方瓩箸靴突諭垢癖野で大きな存在感を発揮しつつあるが、このほど美術新聞社が要請した来年度版『年鑑・書道/2017』(12月発売予定)の巻頭に「’17書道国会議員連盟・色紙誌上展」を掲載する特別企画にも、組織を挙げて呼応。この11月10日の作品締め切りまでに、加入議員の半数を超える42議員の書き下ろしの色紙が届けられた。

 これにより『年鑑・書道/2017』は、本誌の38年の長い歴史にも前例のない、書文化の地平を大きく広げることにつながる画期的な「巻頭グラフ」頁をもって、お目見えする運びとなった。このため美術新聞社では、書壇の有力作家にもさらなる参加を要請し、来年度版の「巻頭誌上展」を一層盛り上げたい考え。


掲載日: 16年11月01日

「大臣賞」に土橋氏
知事賞真神氏
会員賞河野氏
五科入選率、11%超える
五科入選・入賞懇親会

 改組(新)第3回日展が10月28日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(12月4日まで)。
 
 外部審査員を審査に加えるなど全面的なシステム改革が行われて3年目の今回の同展五科(書)では、例年通り別項の10名の特選受賞者が決まったほか、全出品作品を対象とした特別賞選考では、「内閣総理大臣賞」に土橋靖子(かな)が決定。また、今年から新設の「東京都知事賞」には真神巍堂(漢字)、会員作品対象の「会員賞」には河野隆(篆刻)が、それぞれ決まった。(本紙2、4、5面に関記事連)


掲載日: 16年11月01日

初の狷瓜受彰
尾崎邑鵬氏小山やす子氏
 文部科学省は10月28日、平成28年度の文化勲章受章者6名と、文化功労者15名を発表した。

 それによると、今年の文化功労者には書道の尾崎邑鵬(漢字・由源社主宰)、小山やす子(かな・玉青会代表)の両氏が選ばれた。書道界からの文化功労者は23年度の日比野光鳳氏に次ぐもので、同時に2氏の受彰は史上初。書道人としては、通算19人目の栄誉となった。


掲載日: 16年10月15日

「喪乱帖」も「龍馬」も
4年ぶり名品展
三の丸尚蔵館で開幕
三の丸尚蔵館
 「書の美、文字の巧」展が9月17日から12月4日まで、東京・千代田区の三の丸尚蔵館で開かれている。
 
 同展は、皇室関係の文書の編纂・保管を担当する宮内庁書陵部と、昭和天皇の崩御後、皇室から国に移管された美術品を管理する同館による収蔵品展で、奈良時代から大正期までの書蹟にスポットを当て、会期を3期(前期=10月10日まで、中期=10月15日〜11月6日、後期=11月12日から)に分けて、書陵部蔵の37件と尚蔵館蔵の35件の合わせて72件を公開しているもの。
 
 同館での本格的な書蹟展は、24年の「鎌倉期の宸筆と名筆」展以来で4年ぶり。(本紙8面に関連グラフ)


掲載日: 16年10月01日

シンポで犖式見解
武田康宏文化庁担当官
教育学会岩手大会で
シンポ風景(9月24日)
 盛岡市の岩手大学で9月24日、第31回全国大学書写書道教育学会大会(岩手大会)が開催された。
(本紙3面に大会関連記事)


第57回 全書研大会ひらく
「指導要領」次期改訂へ
中教審・作業部会が“方針”
総会風景

 全日本書写書道教育研究会(全書研=長野秀章理事長)の第57回全国大会(埼玉)が8月26日、埼玉・越谷市の文教大学越谷キャンパスを会場に開催された。

 同会の埼玉での大会開催は、7年ぶり。全国の小学校から大学までの全校種・段階を網羅して書写・書道教育並びに教員養成の各現場関係者が一堂に会する書写・書道教育界最大の教研組織である同会の今年の大会では、間近に迫った次期学習指導要領改訂を見据え、随所に「改定前夜」のキーワードが飛び交う緊張感の中、全国から約240名が参加して例年以上の熱のこもった発表や報告、協議を繰り広げた。(本紙2、4面に関連記事)


掲載日: 16年09月01日

「読売大賞」に湯沢氏
搬入点数16,664点
今年も4部門で減少
表彰式風景(8月20日)

 第33回読売書法展・東京展が8月19日から28日まで、東京・六本木の国立新美術館と池袋のサンシャインシティ文化会館を会場に開催された。
 
 昨年から臨書・模刻作品の搬入を認めた同展だが、今回展の一般公募(会友含む)の搬入点数は漢字、かな、篆刻、調和体の4部門合わせて1万6、664点(前年比729点減)となり、全部門で前年を下回った。うち臨書・模刻作品の搬入は、10年ぶりに復活した昨年とほぼ同規模の計741点(同2点増)だった。
 
 授賞面では、理事作家作品対象の同展最高賞、「読売大賞」に調和体の湯沢聡(正筆会)が決まったのをはじめ、各賞の受賞者がそれぞれ決まった。(本紙6〜9面に関連記事)


« 1 2 (3) 4 5 6 ... 17 »
キーワード検索
書道段級取得−《書統》
書統'17 9月号
楽しく書道を学ぶ雑誌
21世紀の書道をリードする新構想の競書誌です。

[⇒詳しく見る]
全国有名筆墨業者一覧

◎埼玉

◎東京

◎滋賀

◎京都

◎大阪

◎奈良

◎広島

◎沖縄

▽関連するキーワードで検索する
[お問い合わせ] Tel 03-3462-5251(代表)
株式会社 萱原書房/美術新聞社  〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町29-35 ヴィラ桜ヶ丘ビル7F[アクセスを表示]
Copyright (c) 1999- KAYAHARA PUBLISHING INC.,JAPAN All right reserved.