“ショップ”がネットにやって来る!!

掲載日: 09年03月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

「ミュージアムショップモール」オープン
市場化テスト
本社とA&Mが事業化へ

 美術新聞社の子会社で美術・音楽分野での「ベンチャービジネス」の開発のための調査研究を幅広く進めている調査会社「(株)A&Mリサーチ」はこのほど、インターネット上に仮想商店街「ミュージアムショップ・モール」(MSM)の店舗(MSMストア)をテストオープンし、一般からのアクセス(来店)の受け付けをスタートさせた(http://www.museumshop-mall.com)。

 これは、全国の美術館・博物館が個々に館内等で運営するショップ(売店)をネット上で狆ε抗慌臭瓩靴茲Δ箸垢襪つてない企画で、将来的には世界中の美術館等のグッズやレプリカ(複製)、図録・出版物なども居ながらにして入手可能にしようとする画期的なシステムだ。
海外館とも“出店”交渉

 テストオープンしたMSM(ミュージアムショップ・モール)ストアは現在のところはまだ、一部の協力館から提供を受けた少量の美術館グッズ等をテスト的に陳列している段階だが、すでに陳列品については、ヤフーや楽天のショッピングサイトと同じように「カゴに入れる」ボタンも用意されていて、実際に購入が可能な状態が整備されている。


 たとえば、前記のURLからアクセスしてみると、まず「MSMのトップページ」が開くが、そのページの左上に「美術館一覧」というボタンが用意されており、試みに一番上の世田谷美術館をクリックしてみると――。

 ここでまずパソコン画面に現れるのが、MSMストア上での同館ショップの専用ページ。
 
 そして人気グッズとして根づよいファンのある「荒木経惟・花曲ハガキセット」や「稲垣知雄・猫時計」、「北大路魯山人・一筆箋(猫/鉢)」などのテスト販売商品が写真付きで並んでいる。
 
 そこで、「稲垣知雄・猫時計」を見てみようと写真をクリックしてみる。
 
 すると拡大写真とともに「価格4、800円(税込)」の表示や、「購入希望数」を入力するマド、そして「カゴにいれる」と表示のあるグリーンのボタンがある。
 
 さらに「この商品について問い合わせる」ためのリンクボタンも用意されていて、クリックすれば問い合わせメールを送る入力画面へと導かれる仕組みとなっている。


 ちなみにこの「猫時計」は、既に今回の本格オープン前にアクセスが可能となっていた段階で、早くも購入した来店客がいるほどの人気グッズである。


 なお、パソコン画面では、単に「カゴに入れる」をクリックしただけでは、その先の代金決済の手続きの入力と確認の操作まで完了しなければ最終的に購入確定には至らない仕組みも、ヤフーや楽天と同じ。
 
 また美術ファンにとっては、購入商品が宅配便等で指定先に届けられる際、希望者には購入商品の提供館はもとより、近隣の美術館などの案内パンフや展覧会チラシ、また割引券等が適宜同梱されることになっており、この辺も美術ファンにとってはMSMストアの付加価値のひとつといってよさそう。


 美術新聞社とA&Mリサーチでは今後、現在狃佚晃鮠牒瓩鮨覆瓩討い訌換颪粒独術館・博物館の商品掲載を急ぐとともに、近い将来、海外の有力美術館・博物館のショップ商品の掲載も、鋭意進める方針。
 
 また、今後の計画としては、MSMストアの利用者に利用額に応じたポイントを還元し、貯まったポイントはショップ商品の割引購入だけでなく、各美術館・博物館の協力を得て館の招待券やイベントへの招待等と交換できる特典、また各館の入場券、前売券等の割引販売などにもつなげることを目指している。
 

 さらに将来的には、MSMストアを単なる物販サイトとしてだけでなく、各美術館・博物館の普及活動とも連携して新たな鑑賞者層の掘り起こしや、各館の周知化による美術館・博物館の鑑賞活動の活性化につなげることを事業の最大の眼目としたい考えだ。
 

 本件に関する問い合わせ等は、TEL03−3464−5331(ダイヤルイン)の美術新聞社内、A&Mリサーチへ。



(書道美術新聞 第910号1面 2009年3月1日付)



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