「新学習指導要領」について/加藤祐司

掲載日: 08年02月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】


【加藤祐司・東京学芸大教授の話】

答申は、基本的にはこれまでにも求められてきた「生きる力」の理念を継続した内容で、大きな変更点などは見られないが、折に触れて「書写・書道」に関する記述がみられる。

特に今回は「言語文化」の充実・継承・発展が呼びかけられており、感情や情緒といった言葉を「書写」に関しても敷衍して解釈していく姿勢が必要だろう。

中学では「文字文化に親しむ」という記述が出て来るが、これも「書写・書道」を通して小学校から中学、中学から高校へと「文字文化」に親しみ理解を深める橋渡しをしていければと思う。

「伝統や文化に関する教育の充実」の部分で、「音楽」、「美術」、「社会」、「体育」など実に様々な教科が挙げられていることを考えれば、「書写・書道」という狭い枠組みの中で殻に閉じこもるのではなく、他教科との繋がり、また校種を越えた全体観に立って取り組んでいくことが必要になって来ると思う。


(書道美術新聞 (第885号) 2008年2月1日版 1面)



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