「近代詩文書を支えた人々展」併催

掲載日: 13年05月15日 | カテゴリ: トップ記事

40周年の記念企画に
詩文協
6月4日から協会展併催


 日本詩文書作家協会(石飛博光理事長)は今年も6月4日から9日まで、「日本詩文書作家協会書展」を東京・銀座の東京セントラル美術館と東京銀座画廊・美術館を会場に開催する。
 
 また同協会では、今年が昭和48年(1973)の結成から数えて40周年の節目に当たるのを記念し、協会の草創期から今日までを支えてきた40名の物故作家の遺墨による特別企画「近代詩文書を支えた人々展」を会場内で併催する準備を進めており、話題を呼びそうだ。(本紙6面に関連グラフ)
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 今回の特別企画展は、協会発足当時の金子鴎亭理事長、大平山涛、近藤摂南、種谷扇舟の各副理事長以下の物故役員陣を中心に、既に故人となった有力作家を加えた以下の40名の40点で構成されるが、今日的にみれば書壇横断的といえる多彩な陣容で、協会が発足当初から担った使命と期待の大きさを窺わせるものとなっている。
 
 
▽青木香流、赤石蘭邦、飯島太久磨、石沢煌峰、伊藤峻嶺、伊藤祟山、魚谷滄洲、宇留野清華、大平山涛、尾形鼎山、加藤大碩、金子鴎亭、金子卓義、川合峩山、国井誠海、駒井鵞静、近藤摂南、斎藤芳龍、佐久間玉渓、佐々木寒湖、笹本扇城、佐藤中隠、関香斎、谷口周山、種谷扇舟、千代倉桜舟、東地滄僉中島司有、長島南龍、野崎幽谷、長谷川牧風、浜田一堂、浜田崇湖、藤森雨迹、三宅素峰、矢壁柏雲、柳沢敬素、吉田三真、吉田成堂、渡辺緑邦
 同協会は昭和48年、「近代詩文書作家協会」の名称で発足した。
 
 以後、金子鴎亭を総帥とするいわゆる「近代詩文書運動」の母体として、当時の毎日展・近代詩文書部門の経歴を基準にした正会員・準会員・会友の3階級の会員組織を作り、毎年7月に開く総会では詩人、研究者、評論家らによる講演会などを開催、また3月には若手会員を対象にした幹部作家養成のための研究会の開催などと、当初から組織的、積極的な活動を続けてきた。
 
 
 また、創立10周年を機にスタートした現在の「協会書展」では、歌人や俳人らと連携した企画による素材と表現の研究をはじめ、会期中には作詞家や美術家、著名人を講師とする特別講演会を催すなど、来場者を含めた社会への働きかけも行ってきている。
 
 
 創立30周年を迎えた10年前の平成15年には、名称を現在のものに改めたが、これは「近代」の文言を外すことで時代的な制約にとらわれない素材選択を可能にする狙いで、同ジャンルの作品表現の幅や自由度を飛躍的に高めたと評されている。
 
 
 こうした活動の結果、発足当初は10%台半ばだった毎日展におけるシェアも、今日では20%台前半まで伸び、着実にその存在感を増してきている。



 なお、第31回展を迎える今年の「協会書展」には、例年通り毎日展・近代詩文書部を支える主力12団体が参加し、協会の常任顧問から評議員会員までの役員作家270名が出品することになっている。
 
 
 今回展の参加団体(カッコ内代表者)は、以下の通り。
 
 
▽創玄書道会(石飛博光)、書道芸術院(辻元大雲)、日本書道美術院(飯島春美)、書燈社(宮本博志)、白峰社(後藤竹清)、群鴎書人会(千代倉桜崖)、北辰書道会(森本龍石)、幽玄書道会(野崎小華)、太源書道会(北野摂山)、登絖社(原田凍谷)、日本書道院(中村雲龍)、玄風書道会(角谷天楼)
 問い合わせ等は、TEL03−5330−0902の同協会へ。



(書道美術新聞 第1007号1面 2013年5月15日付)



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