文化功労者に日比野氏

掲載日: 11年11月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

日比野光鳳氏書道会17人目の栄誉

 文部科学省は10月25日、平成23年度の文化勲章の受章者と、文化功労者を発表した。
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 それによると、今年文化勲章の受章者に選ばれたのは陶芸の大樋年朗氏、小説の丸谷才一氏ら5名。
 
 
 また文化功労者には、書道の日比野光鳳氏(日本芸術院会員・水穂会会長)、彫刻の橋本堅太郎氏(前日展理事長)ら15名が決まった。
 
 書道界からの文化功労者は昨年の古谷蒼韻氏に次ぐもので、17人目の栄誉となった。
 
 
 日比野氏への授彰理由は、「父日比野五鳳の薫陶とともに、幅広い時代の名筆を渉猟し、独創的で気品あふれる書を確立」「かなを代表とする書家として制作に取り組むとともに、後進の指導、育成にも尽力するなど、我が国文化の発展に貢献した功績は誠に顕著」などとされている。

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▽日比野光鳳(ひびの・こうほう)=昭和3年、京都府生まれ。本名尚。書家日比野五鳳を父とし、幼少より書に親しむ。昭和28年、同志社大経済学部を卒業後、民間会社に就職するが、書に専念するため同40年退職。以来、父を師として、父が推し進めたかな書の現代化の継承をめざして研鑽に励み、同42年日展で初入選して以来、日展等を発表の場として活躍。同50年日展出品の「春」、同53年日展出品の「春」で特選を受賞、同62年日展出品の「天の海」で会員賞、平成9年日展出品の「三日月」で総理大臣賞、同11年には前年の日展出品作「花」で日本芸術院賞に輝いた。同20年には日本芸術院会員に推挙され、就任している。


 現在、日展顧問、日本書芸院最高顧問、読売書法会最高顧問を務め、水穂会会長。京都市在住。82歳。



(書道美術新聞 第971号1面 2011年11月1日付)



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