文化功労者に尾崎・小山氏

掲載日: 16年11月01日 | カテゴリ: トップ記事

初の狷瓜受彰
尾崎邑鵬氏小山やす子氏
 文部科学省は10月28日、平成28年度の文化勲章受章者6名と、文化功労者15名を発表した。

 それによると、今年の文化功労者には書道の尾崎邑鵬(漢字・由源社主宰)、小山やす子(かな・玉青会代表)の両氏が選ばれた。書道界からの文化功労者は23年度の日比野光鳳氏に次ぐもので、同時に2氏の受彰は史上初。書道人としては、通算19人目の栄誉となった。
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 尾崎氏への授彰理由は、「中国各時代の多様な書法を視野に入れつつ研鑽を深め、現在の書境に到達。書芸術の振興と後進の育成にも尽力し、その功績は誠に顕著」、また小山氏への授彰理由は、「多年にわたり、平安期の古典かなを範とし、昭和から平成の時代を反映した自らの書風を探求。斯界の発展に貢献した功績は誠に顕著」、などとされている。

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▽尾崎邑鵬(おざき・ゆうほう)=大正13年京都生まれ、本名敏一。広津雲仙、辻本史邑に師事。昭和29年日展初入選。38年「陸游詩」で特選、45年「謝眺詩」で菊花賞。56年「白楽天詩」で日展会員賞、61年「高青邱詩」で日展文部大臣賞、平成5年には「杜少陵詩」で日本芸術院賞に輝いた。現在、日展会員、日本書芸院名誉顧問。八尾市在住。92歳。

▽小山やす子(こやま・やすこ)=大正13年東京生まれ。川口芝香に師事。昭和34年毎日展準大賞、50年日展初入選。54年「うなゐ子」、56年「早春」で日展特選。平成8年「花」で日展会員賞、15年に毎日芸術賞、21年に「更級日記抄」で日本芸術院賞・恩賜賞に輝いた。現在、日展会員、日本書道美術院常任顧問。東京都在住。92歳。



(書道美術新聞 第1086号1面 2016年11月1日付)



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