第31回蘭亭筆会・鎮江展開く

掲載日: 15年11月15日 | カテゴリ: トップ記事

上海・香港加え355点
日本の「特別招待部門」話題
開幕式風景
 第31回国際蘭亭筆会書法展/中国・鎮江展が10月17日から30日まで、中国・江蘇省鎮江市の鎮江博物館で開催された。
 
 今回展は、国際蘭亭筆会本部の主催、中国・北京蘭亭筆会(張華慶会長)、中国硬筆書法協会(北京)、鎮江市、鎮江博物館などの共催・協力体制のもとに開催されたもので、参加は日本、韓国、台湾、中国・北京、中国・上海、香港(マカオを含む)などの各国・地域の各蘭亭筆会組織で、総点数は合わせて355点。
 内訳は、日本76、韓国80、台湾78、北京98、上海11、香港12で、昨年の日本・奈良展を上回り、この10年では最多となった。(本紙3面に関連記事)
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 開幕日の17日午後に行われた開幕式では、各国地域から参加した各蘭亭筆会メンバーや現地鎮江市関係者らの参列の下、来賓の鎮江市幹部や周志高上海書法家協会主席らをはじめ張炳煌・台湾会長(国際会長兼務)、朴正圭・韓国会長、張華慶・中国北京会長や高橋里江・日本副理事長、萱原晋・国際事務総長らが、カット用テープ代わりの風船の束を一斉に割る一風変わった犁啓悪瓩如△海旅焼遒領鮖砲△觚電圓任旅餾殕亭筆会の交流展の開幕を祝った。
 
 
 開幕式後には、館内の特別室に設けられた会場で恒例の交流揮毫会が行われ、各国からの参加者らが腕を競った。
 また、今回は館側の要請で揮毫会の全揮毫作品が同館に収蔵された。
 
 
 同日夕から、市内の鎮江国際飯店で催された交流懇親会では、市文化局長の周文娟女史や、鎮江博物館長の楊正宏氏らを囲んで、日本をはじめ各国地域と現地からの約200名の参加者らが和やかな宴の一時を過ごし、最後に朴正圭・韓国会長による来年秋の韓国展への招待スピーチで一年後の再会を約して散会した。
 
 
 今回展では、中国では10年ぶりに北京、上海の2大都市からの参加となり、北京側が従来からの中国・北京蘭亭筆会の母体である中国硬筆書法協会の傘下支部からの出品だったのに対し、上海側は上海を拠点とする「海上蘭亭書法院」の役員陣の参加となり、今後につながる動きとして注目された。
 
 
 また今年も会場の日本側作品の陳列コーナーでは、日本蘭亭筆会が3年前のベトナム・ホーチミン展から試験導入し、昨年の日本・奈良展から本格運用を始めている有力政財官界人を対象とする「特別招待部門」の14点の作品群が、ひときわ話題を呼んでいた。今年の同部門の出品者は、富士通の前会長を含む有力幹部陣や、中越パルプ、理想科学工業、東急系、新日鉄住金系、また国立国際医療センター研究所などだった。
 
 
 開幕当日の午後、式典に先立って行われた恒例の各国代表者会議では、今後の同展の運営の円滑化と国際連携の強化のため、国際本部の体制を従来の張炳煌会長(台湾)、萱原晋事務総長(日本)、崔光烈事務次長(韓国)に加えて、今回展で北京側の執行会長を務めた李冰氏を副事務総長に充てる人事が決まった。
 
 
 また同会議では、今後の開催地として、来年度は11月初旬の時期に韓国・慶州市の慶州芸術の殿堂で、また再来年度はやはり秋季にマレーシアで開催する方向が、ぞれぞれ確認された。
 
 
 国際蘭亭筆会に関する問い合わせは、筍娃魁升械苅僑押升毅横毅韻糧術新聞社へ。



(書道美術新聞 第1064号1面 2015年11月15日付)



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