第26回読売書法展開く

掲載日: 09年09月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

第26回展祝賀懇親会風景(8月22日)調和体部門が犒調
読売大賞に井上氏
搬入点数、10年で2割減



 第26回読売書法展・東京展が8月21日から30日まで、東京・六本木の国立新美術館と池袋のサンシャインシティ文化会館で開催された。
井上清雅氏
 今回展の一般公募(会友含む)の搬入点数は4部門合わせて2万2、096点(昨年比700点減)となり、調和体部門で微増、篆刻部門で同数だったほかは漢字、かなの両部門で減少した。

 授賞面では、同展最高賞(理事作家対象)の読売大賞に井上清雅「詩経・鄭風大叔于田」(漢字)が決まったのをはじめ、各賞に受賞者がそれぞれ決まった。(本紙6〜9面に関連記事)
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 まず今回展を搬入点数(一般公募・会友)の面からみると、1人1点出品制を徹底する同展は平成11年の第16回展で記録した2万7、587点をピークに毎年微減の状況が続いており、以後10年間でちょうど20%、点数にして約5、500点、搬入を減らした勘定となる。

 今回展の一般公募と会友の作品を合わせた計2万2、096点のジャンル別をみると、漢字部門が9、395点(昨年比349点減)、かな部門は7、790点(同352点減)、篆刻部門は792点(同、同数)、調和体部門は4、119点(同1点増)で、近年出品数の面では不振が続いていた調和体部門は堅調に転じている。



 
 
 鑑別については、従来通り会友作品を除いた公募作品1万8、786点が対象となり1万1、276点が入選(入選率は60.0%)、これに会友作品3、310点を合わせた計1万4、586点が、審査の対象となった。

 調和体部門については例年通り、出品者の専門分野別に第一部(漢字系作品)、第二部(かな系作品)に分けて、漢字・かなそれぞれの部門の審査員が当たる体制がとられた。

 杭迫柏樹審査部長以下の当番審査員による審査の結果、特選に439点、秀逸に1、896点がそれぞれ決定した。

 また特別賞については、特別賞選考委員が選考に当たり、理事作品対象の読売大賞に1点、同準大賞に6点、また幹事作品対象の読売新聞社賞に65点、同俊英賞に138点、評議員作品対象の同奨励賞に273点が決まった。


 特別賞の受賞者は、読売大賞のほか、同準大賞に大友青陵(漢字)、沢田虚遊(漢字)、藤川翠香(かな)、金谷雷声(調和体)、高見広流(調和体)、原奈緒美(調和体)の計6点、読売新聞社賞に漢字部門27点、かな部門22点、篆刻部門2点、調和体部門14点の計65点、同俊英賞に漢字部門66点、かな部門49点、篆刻部門4点、調和体部門19点の計138点、同奨励賞に漢字部門112点、かな部門97点、篆刻部門8点、調和体部門56点の、計273点が決まった。



 同展は東京展閉幕後、例年通り全国7会場を巡回する。

【関西展】9月9日〜13日/〈第一会場〉京都市美術館、〈第二会場〉みやこめっせ(京都市勧業館・日図デザイン博物館)
【中部展】9月15日〜20日/〈第一会場〉愛知県美術館ギャラリー、〈第二会場〉愛知県産業貿易館
【中国展】9月25日〜27日/広島県立ふくやま産業交流館(ビッグ・ローズ)
【九州展】11月5日〜8日/西日本総合展示場新館
【東北展】11月11日〜15日/〈第一会場〉山形美術館、〈第二会場〉山形県芸文美術館
【北海道展】11月27日〜29日/パークプラザ(札幌パークホテル)
【四国展】12月3日〜6日/〈第一会場〉香川県立ミュージアム、〈第二会場〉サンポート高松



(書道美術新聞 第921号1面 2009年9月1日付)



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