(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月24日(金曜日)
書道美術新聞【1面】
第21回「シル/わか」東京展開く
掲載日: 08年04月15日
書道美術新聞【1面】

第21回「シル/わか」東京展開く


“初の世代間継承”掲げ
「レインボー賞」
50歳以上差のペアに


 全日本書文化振興連盟(書振連)主催、文化庁・日本書芸院など後援の第21回全国〈シルバーから/わ・か・ばまで〉書道展・東京展(「シル/わか」東京展)が4月8日から13日まで、東京・池袋の東京芸術劇場・展示ギャラリーを会場に開催された。


 昨年までの「全国シルバー書道展」の開催要項を抜本的に見直し、「書文化の世代間継承」を新たなコンセプトに、年齢制限を撤廃して「シルバー世代」(65歳以上)と「わかば世代」(中学生以下)のペア出品を最も期待するケースとして例示した新生「シル・わか展」の「アンテナショップ」と位置づけられたのが今回の「東京展」。その動向は連盟の掲げる“書塾による書文化のさらなる振興普及”へ向けた取り組みの今後を占う上で大きな手掛かりとなるものとして注目されたが、結果的には“出品者倍増”を含む種々の好指標を得て関係者は明るい表情だ。


 また、会場も各世代の特色ある作品が入り交じった壁面に、ペア出品の組み合わせが花を添え、かつてない活力と生気に満ちたものとなり、通り掛かりに立ち寄る一般入場者も多く、「これはどういう書道展ですか」「こんな書展、見たことがない」などといった声に、会場当番の担当者は対応に追われた。


 同展は、昨年3月の第20回展開催後、全面的な見直しに取り組んだ新しい開催要項の最終決定に時間がかかった結果、連盟の同展実行委員会(桑原呂翁委員長)が本格的な作品募集活動に入ったのは前回より2カ月遅れの昨年11月だった。このため作品募集期間が短く、実行委では「今回は点数よりも中味」を合言葉に開催準備を進めたが、3月中旬の出品締め切りまでに寄せられた作品点数は前回比138点増の279点。「東京展」では過去最高の出品数となり、開催要項に会場の展示能力を超えた場合に適用する含みで新設定した遠隔地からの出品に対する「展示省略」(作品集誌上展示)が現実味を帯びる一幕もあった。しかしこれも、ギャラリー側から予備の展示器具の特別提供が受けられて、今回は全点展示が実現した。


 新たに導入した授賞制度については、「この『シル・わか展』では作品の優劣は二の次、三の次に」(桑原委員長)という基本方針のもとに、概ね50歳以上の年齢差のあるペア出品者に「レインボー賞」、概ね二五歳以上の年齢差のある青壮とわかば世代のペア出品者に「金賞」、同じくシルバーと青壮世代のペア出品者に「銀賞」、その他のペア出品のケースや単独出品者に各奨励賞を授与する仕組みを導入。今回展の受賞者を別項の通り決め、会期最終日の4月13日午後、同じ東京芸術劇場内の大会議室で授賞式を行った。

 授賞式では、「レインボー賞」と「金賞」に設定した連盟の「シルバー展」事業における功労者の竹田悦堂、長島南龍両氏(いずれも故人)を顕彰する「悦堂賞」「南龍賞」の授与を両氏ゆかりの竹田華堂氏(現代書道院理事長)らの来賓が行うなどのイベント性もあって、従来の「出品者懇話会」に比しても、かつてない盛り上がりをみせた。


 「シル・わか展」に関する問い合わせ等は、〒150−0031東京都渋谷区桜丘町29−35 美術新聞社内 TEL03−3462−5251の書振連本部事務局へ。

・受賞者一覧[⇒]



(書道美術新聞 (第890) 2008年4月15日版 3面)


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