(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月19日(日曜日)
書道美術新聞【1面】
「シル/わか」東京展、出品者倍増
掲載日: 08年04月01日
書道美術新聞【1面】

「シル/わか」東京展出品者倍増
全国<シルバーから/わ・か・ばまで>書道展


第21回展、8日開幕
書振連主催 東京芸術劇場展示ギャラリーで


 書振連(全日本書文化振興連盟・桑原呂翁会長)主催の「第21回全国〈シルバーから/わ・か・ばまで〉書道展」東京展が4月8日、東京・池袋の東京芸術劇場展示ギャラリーで開幕する(13日まで)。同展は、昨年第20回展の節目を迎えた「全国シルバー書道展」の後継展として、連盟が従来の年齢制限を撤発するとともに「世代間の書文化継承の場」という新たな基本コンセプトの下に抜本改革を実施、開催準備を進めてきたもの。実行委によると今回展は、出品点数も昨年の実績から倍増し、同展の将来性に確かな手応えを感じさせるものとなっており、関係者は明るい表情だ。


 ◇ ◇ ◇

竹田、長島両氏「記念賞」など固有基準で本格受賞も実施へ

 連盟が平成の初期から既に20年近くにわたり、文化庁の後援、関西の日本書芸院などの協力も得て各地で開催してきた「全国シルバー書道展」は、近年では特に新規参加者の退潮傾向が顕著となり出品者の高齢化も進んで、東京展の場合、出品点数は毎年150点前後に低迷していた。


 このため連盟では、昨年3月の第20回東京展終了後、同展の抜本的な見直しに着手し、半年以上の時間をかけて今回の通称「シル/わか」展の計画を練り上げてきた。それだけに連盟としては、自信をもって開催要項の発表に至った今回展だったが、本格作品集の編集方針もあって作品募集期間が約3カ月しか確保できなかったことが多少不安材料だった。しかし結果的には、昨年比で倍の作品が寄せられたことでこの“新生シルバー展”は、企画的には成功といっていいだろう。


 新「シル/わか」展最大の目玉といえる点は、「個人出品者」と「ペア出品者」で参加費用の負担に格差をつけ、さらに「ペア出品者」も世代差のある「ペア」を優遇、シルバー世代(65歳以上)と「わかば」世代(中学生以下)の組み合わせの場合には実質的に「わかば」世代の負担をゼロとするシステムとしたことと、「わかば」世代同士の組み合わせの負担も大幅な軽減を図ったこと。これは当然、書塾離れが進む「わかば」世代を書塾に呼び戻し、さらにはシルバー世代が「わかば」を書塾に誘いやすくする方策で、「世代間の書文化の継承」を基本理念とする書振連主催の同展としては、最大の倏笋雖瓩箸い┐襦


 そうしたシステムのもとで寄せられた今回展の出品(279点)の内容を分析したのが上の円グラフで、大まかな構成としては71個人、104ペアとなっている。このうち個人の内訳はこれまでの流れでやはりシルバーが75%と圧倒的、「わかば」が18%、その間の青壮年世代が7%の順。ペアの内訳はシルバー同士がやはり最も多く30%、シルバーと青壮が23%、「わかば」同士が21%で、最も期待されるシルバーと「わかば」は11%だった。


 こうした結果を受けて連盟では、今後にはずみをつけるため今回展から本格的な授賞も行う方針で、概ね50歳以上の年齢差があるペア出品者に対し、書振連で“シルバー展”の井戸を掘った功労者の顕彰を兼ねた「竹田悦堂記念賞」「長島南龍記念賞」等の“正規賞”を授与。さらに、概ね25歳以上の年齢差のあるペアに対しては「レインボー賞」等の“準正規賞”を授与することにしている。


 ただ、これらの授賞は本展の主旨に照らし、単なる優秀作品に対する授賞ではなく固有の規準を導入することなどで、本展の特色をアピールしていく計画だ。また来年度以降、文部科学大臣や自治体首長等の賞も申請することにしており、書振連としては今後、このシステムによる「シル/わか」展の各地区展を全国展開することによって、書塾界の活性化にもつなげていきたい考えだ。

 ◇ ◇ ◇

◆「シル/わか」展に関する問い合わせ等は、TEL03‐3462‐5251の美術新聞社内 書振連事務局へ。



(書道美術新聞 (第889号) 2008年4月1日版 1面)


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