(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月19日(日曜日)
書道美術新聞【1面】
2008全国大学卒論修論一覧(1)
掲載日: 08年03月01日
書道美術新聞【1面】

2008全国大学卒論修論一覧(1)



◆岩手大学 教育学部
▽上田桑鳩‐書とその人 +上西里佳
▽懐素とその書に関する一考察 +鎌田暁菜
▽楷書の字形における一考察 +河野聡美
▽陳淳の行草書法考 +鈴木恵美子
▽王鐸の書‐書作品における応用の一考察 +鈴木由佳
▽利き手と書字活動について +橋本恭子
▽蘇軾と黄庭堅の書法の比較 +藤井紘介


◆文教大学 文学部
▽楷書の研究‐『九成宮醴泉銘』は果たして「楷書の極則」と言えるのか +新井敦子
▽行書の研究‐王羲之『集字聖教序』を中心に +大野佳奈子
▽仮名の研究‐高野切の筆者についての一考察 +升田真由美
▽隷書の研究‐書体の変遷と時代背景 +森下千秋
▽行書の研究‐『蘭亭序』の「之」についての一考察 +安田絢

 「それぞれの論文に独自の考察により解明していく努力が窺われた。特に『九成宮醴泉銘』についての研究では、全1,1O8文字を黄金比、白銀比、正方形、その他に分類してそれなりの結論を導き出し、読み応えがあった」(教授吉沢義和)


◆日本大学 文理学部
▽日本の書と西洋文化の交流 +秀間有夏
▽一休宗純の書にまつわるとんち話‐江戸庶民の一休像と書の意識 +松浦さやか
▽高野切古今集第三種の同筆群の再検討 +工藤沙野花
▽往来物からみる近世の寺子屋教育‐江戸川区域を中心に +助川幸
▽文字の意匠性と広告の関連について +滝沢翔太
▽縦書きと横書きから得られる違い +中村敏之
▽墨と水の密接な関係 +飯田美奈子
▽筆跡と性格についての一考察‐筆跡からみる漱石の性格 +金子芳輝

 「専攻学科(国文学)の性格上、日本書学関連のテーマに偏る傾向があるが、本年度は時代と分野において比較的バラエティーに富み、内容的にもかなり完成度の高い論文がみられた」(教授鈴木晴彦)


◆武蔵野大学 文学部
▽池大雅の書について +田中沙織
▽王鐸臨蘭亭序の研究 +田中由季

 「本学では、古典の研究に基づく制作と、それと同一の内容で卒論を書くことを課しており、それぞれに理論面からも研究を深めつつ、その成果を創作に生かす真剣な努力が見られた」(教授広瀬裕之)


◆新潟大学教育 人間科学部
▽傅山の人と書 +稲村彩子
▽藤原佐理‐その人物と書 +内田雪慧
▽副島蒼海の書 +岡島君代
▽光明皇后とその書 +岡部舞
▽高校書道における地域教材の活用に関する一考察 +川手彰子
▽顔真卿の生涯‐裴将軍詩を中心として +佐野藍海
▽河井継之助という生き方のかたち +土屋和泉
▽龍門造像記に関する一考察 +津吉亜紀
▽米■の書の一考察 +長崎一恵
▽呉昌碩の人と書美の変遷 +仲條裕美
▽良寛の書美に関する一考察 +野口裕香
▽副島蒼海についての一考察 +伏見理笑
▽仮名文字に関する一考察 +平馬季三代
▽摩崖 +長谷川祥子
▽漢字仮名交じり文の追求 +吉田淳美


◆大学院 美術教育・書道(修士論文)
▽伊都内親王願文に関する一考察 +井沢遵
▽王鐸の臨書観 +小原みどり
▽頼山陽の書道観に関する一考察 +馬場隆徳

 「卒論に関しては、テーマは中国、日本、書教育と様々であるが、先行研究の引用が多く、オリジナルの論が少ない。四年生になるまでにレポート等で訓練する必要を痛感する。また修論に関しても、研究に対しもっと粘り強さを求めたいと感じる。今後の課題である」(教授鶴田一雄)


◆静岡大学 教育学部
▽帖学派と碑学派 +上原功敬
▽董其昌作品研究 +江畑朝子
▽高等学校芸術科書道における鑑賞教育の在り方 +太田景子
▽書の意味性について +川合久美子
▽書譜の研究 +日高あつ美
▽王鐸の書 +増田祐希


大学院 教育学研究科
▽高等学校芸術科書道気砲ける漢字仮名交じりの書と臨書の関連‐実用書を中心に +弘中雄太


◆岐阜女子大学 文化創造学部
▽隷書の起源と発展 +岩井佐知枝
▽龍門二十品用筆法の研究 +都竹玲衣
▽西行に関する古筆についての一考察 +堀尾裕美子
▽張瑞図の書‐彼の書のルーツとなるものとは +山崎景子
▽徐三庚の書法研究 +吉田美保
▽古今和歌集の研究‐巻子本古今集と元永本古今集の書字における比較考察 +奥村史磨


大学院 文化創造学研究科(修士論文)
▽本阿弥光悦の香道に関する考察 +奥村範子


◆京都教育大学 教育学部
▽米■の書の美について +刑部遥
▽韓国における仮名書道への意識と浸透への手がかり‐ハングル書道との比較を通して +長谷川恭子
▽王羲之の書聖としての魅力と、初唐三大家との関係‐楷書を通じて見える王羲之の影響 +川村隼太
▽高等学校における漢字仮名交じり書教育へのアプローチ +沢山季代
▽王鐸の書法に関する一考察‐長条幅についての書美観 +辻美咲
▽元永本古今集の書美と可能性 +平野由子


大学院 教育学研究科(修士論文)
▽王鐸の条幅作品における異体字の使用とその美的表現 +舟引遥香

 「卒論は、例年通り漢字や仮名の古典研究と、漢字仮名交じりを論じたものが多かったが、仮名の書の海外への普及を研究したものが新しい傾向であった。修論は王鐸の条幅作品における異体字の使用とその表現効果を論じたもので、新しい着眼点を示した」(准教授岡田直樹)


◆大阪樟蔭女子 大学学芸学部
▽呉昌碩の書法について +辰巳祐子
▽王鐸の書法研究 +中丸祥子
▽何紹基の書法研究 +西田美幸
▽黄庭堅の書について +乗本貴世
▽呉昌碩の篆書について +山田真梨子
▽隷書について‐曹全碑を通して +川上渚


◆梅花女子大学 日本文化表現学部
▽米■の書について +長谷川千夏

 「近年、卒業制作のみを選択する学生が多く、論文をあまり書かない。制作のためには論文も欠かせないという自覚がほしい」(教授久保田義一)


◆高野山大学 文学部
▽和硯・雄勝硯の一考察 +中木屋摩耶
 「本人の地元、宮城県の雄勝硯について、文献と実地検証に基づいて論述しており、内容的に充実している」(教授木本滋久)


◆鳥取大学 地域学部
▽書写用語の再検討から見えてくるもの‐「日常化」を中心に +中脇章
▽現代における名づけについて +山中絵美
▽良寛の書簡の魅力‐振り仮名付き書簡を中心に +長田展季

 「教員養成系一般学部学生の卒業研究として、いずれも身近なところからテーマを掘り起こしており好感がもてる。研究では、いかに思考を言語化しているか、また言語化によっていかに思考を確かなものにしているかが問われる。その辺が課題ともなっている」(准教授住川英明)


◆四国大学 文学部
▽作品制作論‐徐渭の行草書を基盤として +赤間裕史
▽これからの書の可能性 +生田裕一郎
▽幼児期の硬筆指導‐保育園児への実践を通して +生本このみ
▽「寸松庵色紙」の料紙研究 +井上奈緒子
▽作品制作論‐顔真卿「祭姪文稿」の書風を活かした漢字かな交じりの書 +今岡俊介
▽作品制作論‐王鐸の行草書を活かして +漆原実沙
▽前衛書作品制作論 +岡香里
▽作品制作論‐隷書を題材に +勝原政裕
▽デザイン書道‐筆文字からみる手書きの良さ +小松由季
▽香川が生んだ前衛書家・中原一耀の書の世界 +佐藤優香
▽「継色紙」の研究 +下西麻紀子
▽作品制作論‐側筆を生かした楷書から行草書へ +芝聡子
▽慶弔の表書きについて +数藤かおり
▽広告のなかの書 +角真奈美
▽■遂良の生涯と功績 +瀬尾良文
▽西本願寺本三十六人歌集「赤人集」について +曽我部美雪
▽顔真卿書法の展開‐何紹基を中心として +田中雄大
▽書のある風景 +東條紗知
▽坂本龍馬の書 +中島夕貴
▽顔真卿と陸羽 +西村未由希
▽「小島切」の研究‐余白の美に注目して +隼田美沙
▽田中双鶴の人と書 +菱崎健太郎
▽四国八十八カ所・六番札所「安楽寺」で書を探す +松谷恵子
▽少字数書の魅力‐書人の書きぶりから +真屋亜季
▽新居水竹の書の研究 +三浦みや
▽「関戸本古今集」の研究‐変体仮名・漢字のひらがなとの調和 +三宅理江
▽篠崎小竹の書の研究 +森本理香
▽安東聖空のかな作品にみる表現法‐『正筆』誌の巻頭言より +山本裕介
▽手鑑の魅力を探る +横田華奈
▽書道療法 +渡辺由加
▽川端康成と書 +菊地舞子
▽「枕草子」にみる平安時代の色彩 +北原結花
▽康有為の書風をもとにした漢字仮名交じりの書の創作 +中川愉意


◆熊本大学 教育学部
▽文房四宝研究‐毛筆を使用する書写の用具・用材について +鳥丸美幸

 「小学校の書写教科書において、文房四宝がどのように取り上げられているかを調査し、よりよい教科書の在り方について考察している。労作である」(准教授神野雄二)



(書道美術新聞 (第887号) 2008年3月1日版 6面)


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