(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月23日(木曜日)
書道美術新聞【1面】
第50回全書研《埼玉大会》開く
掲載日: 09年12月15日
書道美術新聞【1面】

大会風景(11月13日)50回記念功労者表彰など実施
記念誌も刊行
萱原本社社長らが基調講演


 第50回全日本書写書道教育研究会(全書研=加藤祐司理事長)の〈埼玉・川越市大会〉が11月12、13の両日、川越市の川越小学校などを会場に開催された。

 全国の小学校から大学まで全ての学校段階の関係者が参加する書写・書道教育界最大の教研組織である同研究会の今年の大会は、全高書研の大会と日程・地域を合わせ、高校部会を同大会側に委ねる新機軸を導入して開催。

 今春までに小学校から高校までのすべての新学習指導要領が告示されたのを受けて、全国から参加した約300名の関係者らが、熱気あふれる実践報告や研究協議などを繰り広げた。

 また同研究会では、今大会を記念して過去の歴史を一冊にまとめた『創立50周年記念誌』を刊行した。

 ◇ ◇ ◇

全高書研と猩携開催

 今年の大会は「書く文化をはぐくむ書写・書道教育‐習得・活用・探求」をメーンテーマに、小学校が「基礎基本を習得し日常生活に生かす学習活動」、中学校が「確かな書写力を習得し、文字文化に親しむ学習活動」、高校が「人間力を育む書道教育を目指して‐『かくこと』『みること』を生きる力に」、大学が「教員養成における新学習指導要領への対応と授業改善」をそれぞれサブテーマに掲げ、各部会ごとに公開授業・分科会や研究発表などが多彩に繰り広げられた(高校部会は全高書研で実施)。


 日程的には、まず12日の午後2時30分からさいたま市のラフレさいたまで副理事長会議と常任理事会・都道府県代表者会議を開き、情報交換・調査報告、総会提出の20年度事業報告、決算報告、監査報告などを承認、合わせて21年度予算案、事業計画案、行政当局等に提出する大会要望書などを決定した。

 また、22年度からの新役員人事なども決定した。


 13日は午前九時からの開会式・総会では、井上輝夫会長、加藤祐司理事長の挨拶のあと、20年度の事業報告、決算報告、監査報告と、21年度事業計画案、予算案、21年度役員案、「大会要望書」案などがいずれも原案通り可決・承認されたほか、各都道府県情報交換、『創立50年記念誌』に関する報告などが行われた。


 引き続き10時20分から小学校部会の第一学年から六学年までの以下の公開授業が、川越小を会場に同小教諭らを中心に行われた。

【小学校部会・公開授業】
▽「漢字の学習‐画の途中の書き方」(一年)=根本幸恵、栗原典子(以上川越小)
▽「筆使いの学習『曲がり』と『点』」(三年)=会川恵美(南古谷小)、菅原儀直(川越小)
▽「文字を調和させて書こう」(五年)=鈴木愛子(川越小)
▽「字配り◆愆岨とひらがな』」(六年)=嘉手川満(川越小)
▽「字配り◆愆岨とひらがな』」(六年)=坂本由美子(川越小)
▽「漢字の学習『画と画の間』」(二年)=遠山知子、坂田宏子(以上川越小)
▽「文字の組み立て方」(四年)=長谷川豊(霞ヶ関北小)、山下楽(川越小)
▽「文字を調和させて書こう」(五年)=中田彩子(霞ヶ関東小)、工藤泰輔(川越小)
▽「字配り◆愆岨とひらがな』」(六年)=加藤法子(川越小)

 また同じく10時50分からは、川越市立富士見中学校で以下の3件の中学校部会の公開授業が行われた。

【中学校部会・公開授業】
▽「点画の変化と連続・行書」(一年)=相園園子(高階中)
▽「点画の変化・楷書」(一年)=志村綾子(霞ヶ関西中)
▽「漢字と仮名の調和の学習」(二年)=落合幾子(富士見中)

 昼食休憩後、午後1時15分からは川越小で(A)小学校低・中・高学年「小学校テーマによるこれからの小学校書写教育について」、(B)中学校「中学校テーマによるこれからの中学校書写教育について」、(C)大学「大学における書写書道教育について」の三つのテーマに分かれて分科会が行われ、幅広い意見交換が行われた。


 午後2時50分からは、第50回記念のセレモニーと、基調講演が行われた。

 記念セレモニーでは、51名・1団体(別項参照)の功労者に対して感謝状が贈呈された。


 また基調講演では、「新学習指導要領とこれからの書写・書道教育」をテーマに、いずれも文科省の立場から、小学校に関して水戸部修治・教科調査官、中学校に関して冨山哲也・教科調査官、高校に関して加藤泰弘・教科調査官がそれぞれ講演、最後に生涯学習・社会教育の立場から萱原晋・美術新聞社社長が講演した。


 引き続いて行われた全体会では、各分科会報告と大会講評、閉会式が行われ、全日程を終了した。


 来年度の第51回大会は〈愛知大会〉として、11月18、19の両日、名古屋市のルブラ王山で開催されることが本決まりになった。


◆功労者表彰受彰者
▽浅井幸夫、浅見文次郎、阿部惣一、網野荘司、石井茂、市沢要三、浦野俊則、大庭淳子、岡田勉、小川兼太郎、柿本芳正、風間方子、梶原正仁、梶原好仁、角谷毅、木村茂夫、木村剛、金城珍諒、児玉元治、斎藤誠、佐藤満也、三瓶雅、重原道雄、柴田五郎、島田喜一、杉山義逸、鈴木弘子、塚本宏、直江教子、那賀修司、永瀬隆行、中村幸男、中山幸男、羽毛国雄、日比野仁佐雄、平田善次郎、平野克彦、府川次男、福井勢津子、町井秀司、松宮忠夫、松本健作、松本昌郎、宮絢子、山田弘道、山本十次、横山弘、吉沢義和、吉田貞夫、吉田宏、米持千里(以上個人)
▽全国書道用品生産連盟(団体)


◆新理事長に長野氏
 全書研の新役員名簿が以下の通り決まり、22年度から加藤祐司理事長に代わって第9代理事長として長野秀章副理事長の就任が決まった。

【会長】井上輝夫、【副会長】吉田繁、小木良一、○加藤祐司、【理事長】○長野秀章、【副理事長】酒井典子、○大柄みや子、○安達健治、広瀬裕之、田頭修、玉沢友基、佐藤満也、○鶴憲次郎、村越和弘、平形精一、萱のり子、中村史朗、松本仁志、蓑毛政雄、和田圭壮、【監査】樋口咲子、鶴田一雄、【各局長・部長】宮島恭子(総務部)、松本貴子(会計部)、豊口和士(企画部)、宮沢正明、○押尾和子、小松昌之、深井一憲、斎木久美(以上研究局)、青山浩之(調査部)、並木玲子(広報部)、○和田俊彦、山下剛、斎藤克美(以上事務局)(○印=新任)




(書道美術新聞 第928号1面 2009年12月15日付)


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